高遠桜
きもの表地(絹100%)

夢幻の趣を精緻な筆と多彩な技巧を駆使して描いた傑作


小彼岸桜の自然美をそのままに、こだわりの感性が生んだ再考の礼装。

長野県の高遠町にある高遠城址公園は、南アルプスを背にした崖の上にあり、町並みを見下ろしたりと美しい風景が楽しめます。特に県下随一の桜の名所であることで知られており、咲き誇る桜の美しさは誰もが心を奪われるほど。公園内の小彼岸桜全体が県の天然記念物に指定されています。
黄金に輝く、
 贅を尽くした刺繍桜


 小彼岸桜を描いた「高遠桜」の柄行きを、さらに美しく見せる刺繍の桜柄。インドのアッサム地方にしか生息しない珍種のムガ蚕が生み出す、黄金の絹糸を使用して丁寧に施された刺繍の桜は、贅沢で高級感あるれる輝きを放ちます。またムガ蚕の生む絹糸は、普通の絹糸に比べて細いのも特長。より繊細に縫い上げることができ、極上の美しさを実現します。

三春の滝桜
きもの表地(絹100%)

自然美への感動を、類い希な絵心と技が拡張高い礼装に仕上げました。
壮麗豪華な滝桜を描く、志向の逸品

 福島県の三春村は、春の代表花である梅、桃、桜が時を同じくして開花することから名が由来した自然の宝庫。なかでも国の天然記念物に指定されている枝垂桜は、日本三大桜のひとつに数えられる素晴らしいもの。桜の枝全体がまるで滝水が落ちるように幾重にも垂れ下がり、淡く愛らしい小さな花を枝いっぱいにつけた姿から「滝桜」の名で呼ばれています。
 滝桜の歴史は樹齢1000年。日本最古の桜のひとつであり、古来より多くの人に愛されています。室町時代に殿様の目にとまり、毎年季節になると滝桜の開花の様子を知らせる早馬が城から往復していたと伝えられています。また旧三春藩主の滝桜への偏愛ぶりも知られており、周辺の畑の税を免じてまで、滝桜の保護を命じたといわれています。さらに地元では古くから木の根元に小さな祠を祀って、御神木として崇められていたといいます。
 ここまで人々の心を捉えて放さない優美な滝桜。「三春の滝桜」は、そんな滝桜が華麗に咲き誇る様を見事に描き出した、それは美しい柄行きの留袖です。
滝桜をより絢爛に・・・
 希少価値ある黄金の絹刺繍


 三春町の滝桜をモチーフにした、「三春の滝桜」は壮麗豪華な滝桜に劣らない優美な留袖です。滝桜を中心に、春風に優雅に舞う桜の花を描いた柄行きは、華やかで幻想的。また、ところどころにインドのアッサム地方にのみ生息するムガ蚕という野蚕から生み出される、珍しい黄金の絹糸を使った豪華な刺繍が施されています。細やかに、丁寧に施された刺繍柄は、滝桜の美しさを一層際立たせます。また刺繍ならではの豊かな立体感は、女性らしいやわらかな雰囲気を醸し出す絶好のポイントになります。
 こだわりの素材を利用し、丹念な作業で創り上げられた「三春の滝桜」は、どんな席でも賞賛される、上品で美しい留袖の傑作です。